救命救急講習とは?取得方法・内容・活かし方まで徹底解説

「もしもの時に救命行動ができるか不安…」
「資格を取って、職場や日常で役立つスキルを身につけたい」

そんな方におすすめなのが救命救急講習です。
心肺蘇生やAED操作など、救命に必要な高度な知識と技能を体系的に学べる講習で、職場や地域での安全対策に活かせます。

この記事では、取得方法・講習内容・活かし方まで徹底解説。
資格取得で命を守るスキルを身につけたい方は、ぜひ最後まで読んで確認してください。

救命救急講習とは?

救命救急講習とは、心肺蘇生法(CPR)・AEDの使い方・止血やけがの応急処置 など、命を守るための基本スキルを学ぶ講習のこと。一般の人でも実践できるように構成されており、緊急時にその場で人を助けられる力 が身に付きます。

講習は複数の種類があり、短時間で救命処置の基礎を学べる「普通救命講習」、乳児・小児への対応や応急手当まで含む「上級救命講習」など、目的に合わせて選べます。内容は、胸骨圧迫の方法、AED操作、窒息時の対応、出血時の止血など、実践的なスキルを中心に学べる点が特徴です。

多くの講習では修了証が発行され、職場での安全管理やボランティア活動にも活かせます。家庭・職場・学校など日常のあらゆる場面で役立つため、「いざというときに動ける人になりたい」人に最適な講習 といえます。

講習内容と所要時間

応急手当コース
講習種別講習時間講習内容認定証等の交付有効期限お問合せ先
応急救護講習希望する時間けがの手当てなどを学ぶコース交付はありません。都内各消防署
救命入門コース45分小学校高学年の方、普通救命講習の受講希望はあるが講習時間が取れない方、これから普通救命講習を受講される方等を対象とした、胸骨圧迫やAEDを中心に学ぶコース救命入門コース(45分)受講証
90分救命入門コース(90分)
受講証
普通救命講習3時間心肺蘇生やAED、異物除去、止血法などを学ぶコース
※小児や乳児に対する心肺蘇生を中心とした内容をご希望する場合は都内各消防署にご相談ください。
救命技能認定証3年間都内各消防署
又は
公益財団法人東京防災救急協会
普通救命(自動体外式除細動器業務従事者)講習4時間普通救命講習の内容に、AEDの知識確認と実技の評価が加わったコース救命技能認定証
(自動体外式除細動器業務従事者)
普通救命再講習2時間20分前回の普通救命講習受講日から3年以内に再度受講するためのコース。(知識の確認と実技の評価を実施します。)
上級救命講習8時間普通救命(自動体外式除細動器業務従事者)講習の内容に加えて、小児・乳児の心肺蘇生、傷病者管理、外傷の応急手当、搬送法など学ぶコース上級救命技能認定証・「団体」は都内各消防署
・「個人」は公益財団法人東京防災救急協会
上級救命再講習3時間前回の上級救命講習受講日から3年以内に再度受講する方のためのコース(知識の確認と実技の評価を実施します。)

引用:東京消防庁

救命講習にはいくつかの種類があり、学べる内容の深さや講習時間、取得できる認定証が異なります。ここでは代表的なコースの違いをわかりやすく整理します。


応急手当コース

けがの処置や軽度のトラブルへの対応を学ぶ“基礎コース” です。
止血・けがの手当など、日常で役立つ内容が中心となっています。

  • 講習時間:お好みの時間(短時間)
  • 主な内容:けが・止血などの応急処置
  • 認定証:なし
  • おすすめ:家庭内のケガ対応を学びたい方、まず軽く学びたい方

救命処置(心肺蘇生・AED)は含まれないため、基礎だけ学びたい方向けです。


救命入門コース(45分 / 90分)

短時間で 胸骨圧迫とAEDの使い方を“最低限”習得できるコース です。

  • 講習時間:45分 or 90分
  • 主な内容:胸骨圧迫、AED操作
  • 認定証:受講証
  • おすすめ:とりあえずAEDの使い方を知りたい人/普通救命の前に受けたい人

→ 忙しい人でも受講しやすく、救命の入口として最適 です。


普通救命講習(3時間)

一般向け救命講習の標準コース。救命処置を一通り身につけたい人はこれ。

  • 講習時間:3時間
  • 主な内容
    • 心肺蘇生(成人)
    • AED
    • 異物除去
    • 止血法
  • 認定証:救命技能認定証(有効期限3年)

最も受講者が多い講習で、実用性も高い“基本レベルの完成形”です。


普通救命(AED業務従事者)講習(4時間)

普通救命の内容に加え、AEDを業務で扱うための実技評価が入った上位版です。

  • 講習時間:4時間
  • 主な内容:普通救命の全内容+AEDの知識確認・評価
  • 認定証:救命技能認定証(業務従事者用)
  • おすすめ:施設スタッフ・警備・学校関係者など、業務でAED使用が求められる方

業務上の信頼性を求める場合はこちらが必須レベル。


上級救命講習(8時間)

最も内容が濃く、救命処置を“高度”に学べるコース。
プロレベルに近い知識を学べます。

  • 講習時間:8時間
  • 主な内容
    • 成人・小児・乳児の心肺蘇生
    • 外傷の応急手当(骨折・出血・固定)
    • 傷病者管理
    • 搬送法
  • 認定証:上級救命技能認定証(有効期限3年)
  • おすすめ:教育現場・スポーツ指導者・人が多く集まる場所の管理者

普通救命より学ぶ範囲が大幅に広く、子どもへの対応や搬送法など“実務向けスキル”が手に入ります。

受講資格と対象者

救命講習は 中学生以上であれば誰でも参加できる“開かれた講習” です。専門的な資格や事前知識は一切不要のため、初めて学ぶ方でも安心して受講できます。また、業務や活動の特性から、特に以下のような職種・立場の方に役立つ場面が多くあります。

まず、保育士・教員・介護職・スポーツインストラクターなど、人と接する機会が多い職業では、突発的な事故や体調不良に対応する力が求められます。救命講習で身につくスキルは、現場での安全確保に直結するため、非常に高い活用効果があります。また、企業の安全担当者や管理職にとっても、職場のリスク管理や安全対策を強化するうえで重要な知識となります。

さらに、防災士や地域のボランティア活動に取り組む方にとっても、救命知識は欠かせないスキルです。災害時やイベント開催時など、緊急対応が必要な場面で役立つため、取得しておくメリットは大きいと言えます。

つまり、救命講習は 「誰でも受けられ、誰にとっても価値のある講習」 であり、特に人の安全や健康を預かる立場では習得しておきたい内容です。

修了認定と資格の有効期限

救命講習を修了すると、受講内容に応じて技能認定証(カード型)が交付されます。代表的なものは「普通救命講習」「上級救命講習」などで、いずれも講習をきちんと修了したことを証明する公的な認定です。

認定証の有効期限はおおむね3年間で、期限が近づいたら再講習を受けることで更新できます。再講習では、最新の救命方法を復習しつつ、実技評価を通じてスキルを維持できる仕組みになっています。

救命講習は国家資格ではありませんが、公的機関が認定する“技能証明”として信頼性が高いため、教育・福祉・企業など多くの現場で活用されています。特に、AEDの使用が想定される職場や、人の安全を預かる立場では、更新を続けることでより実践的に活かせます。

Information

再講習未受講の方の有効期限は延長中ですので、公式HPをご覧ください。

費用と申し込み方法

救命講習の受講費用は、おおむね1,500〜3,400円程度が相場です。自治体によっては教材費のみの負担で受講できる場合もあり、比較的参加しやすい価格となっています。

申し込みは、居住地または勤務先の最寄りの消防署から行うのが一般的です。消防署の公式サイト、もしくは窓口で受け付けており、希望する日時を選んで申し込みます。多くの講習は定員制(先着順)のため、希望日がある場合は早めの申し込みがおすすめです。

救命救急講習受講のメリット・活かし方

救命救急講習受講のメリット・活かし方

・緊急時に自信を持って応急処置ができる
・教育・保育・介護現場での安全管理力アップ
・防災・地域活動・ボランティア活動での信頼獲得
・就職活動や履歴書での“社会貢献意識”アピールにも効果的
・企業や学校でのリスクマネジメント教育としても推奨される

緊急時に自信を持って応急処置ができる

普通救命講習では、心肺蘇生やAEDの使い方、止血など、実際の現場でそのまま役立つ実技を身につけることができます。知識だけでなく「自分がその場にいた時に動けるかどうか」という実践力が養われるため、いざという時の不安が減り、行動につながりやすくなります。


教育・保育・介護現場での安全管理力が向上する

子どもや高齢者と接する仕事では、転倒・誤嚥・急病など突発的な事態が起きやすく、初期対応の質がその後の状況を大きく左右します。救命講習を受けておくことで、日常的なリスクに対する注意力が高まり、万が一の事故にも落ち着いて対応しやすくなります。


防災・地域活動・ボランティアで信頼を得られる

地域行事や防災訓練、災害ボランティアなど、人が集まる活動では「応急手当ができる人の存在」が大きな安心感につながります。資格取得によって周囲から頼られやすくなり、活動の幅が広がる点もメリットです。


履歴書で“社会貢献意識”をアピールできる

普通救命講習は専門資格ほど重くはないものの、「地域や社会の安全に関心がある」「自ら学ぶ姿勢がある」といった印象を与えることができます。福祉・教育分野はもちろん、一般企業でもプラスに評価されることがあります。


企業や学校でのリスクマネジメント教育にも役立つ

社員研修や学校の安全指導の一環として役立つため、組織内での安全管理レベル向上にもつながります。特に人が多く集まる場所では、応急処置の知識を持つ人が増えるほど、事故時の初期対応が迅速になり、全体のリスク低減に効果があります。

よくある質問(Q&A)

Q. 初めてでも参加できますか?

はい。基礎から丁寧に教えてもらえるため初心者でも安心です。

実技はありますか?

あります。ダミー人形やAEDトレーナーなどを使い、全員が実技を体験できます。

更新はどうすれば?

有効期限が近づいたら消防署の案内を参考に再受講することで更新できます。

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救命救急講習とは?取得方法・内容・活かし方まで徹底解説” に対して2件のコメントがあります。

  1. 小笠原 幸雄 より:

    以前より救命救急には詳しく知りたいと思っておりました。
    今回思い切って講習会に申し込みました。
    何か遭ったときに少しでも対応出来ればと考えております。

    1. shikakun より:

      ご覧いただきありがとうございます。
      救命救急講習の受講をお考えいただいたとのことで、少しでも前向きな一歩のきっかけになれていれば幸いです。

      また、もし機会がございましたら、講習を受けてみて感じたことなどをお聞かせいただけると嬉しく思います。

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